歯科衛生士の喫煙率について

【たばこを吸っている歯科衛生士は少数派?】

突然ですが、たばこを吸っている、つまり喫煙者の歯科衛生士は多いのでしょうか、それとも少ないのでしょうか。

なんとなく、歯や口に関する仕事をしている歯科衛生士は喫煙を避けそうな気もしますが、一方で医師や看護師などといった医療従事者は喫煙率が実は高い、というようなイメージがある人もいるでしょう。

これをご覧になっている歯科衛生士さん自身、あるいは身の回りの歯科衛生士さんたちはどうでしょうか?

歯科衛生士と喫煙について、調べてみました。

「喫煙している歯科衛生士はやっぱり少数派なの?」の目次

歯科衛生士の喫煙率はやっぱり低いの?
歯科衛生士の喫煙率が低い理由とは?
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歯科衛生士の喫煙率はどれくらい?

喫煙する歯科衛生士

【歯科衛生士の喫煙率はかなり低い】

2015年に特定非営利活動法人日本歯周病学会が行った調査によると、会員歯科衛生士の喫煙率は2.1%であったと報告されています。

ちなみに会員歯科医師の喫煙率は8.4%であったそうです。

歯科従事者か否かは関係なく、日本全体での喫煙率は約20%(男性約30%、女性約10%)と言われていますので、やはり歯科従事者の喫煙率は低いと見えます。

しかし、日本歯周病学会の会員歯科医師や歯科衛生士は特に喫煙に対する意識が高いと思われます。
(他の調査では歯科医師の喫煙率は20%後半であるとの報告もあります)

以上のことから、歯科衛生士が一般に対して喫煙率が低いことは間違いなさそうですが、2.1%という数字よりは実態面は高いという可能性はありそうです。

歯科衛生士が喫煙しないワケ

歯科衛生士は喫煙しない?

【歯科衛生士が喫煙しないのはなぜ?】

では、歯科衛生士の喫煙率が低い理由はなんでしょうか?

そこには、もちろん一般的に非喫煙者がたばこを敬遠するのと同じ理由もあれば、歯科衛生士ならではの理由もあるようです。

養成学校での指導

多くの喫煙者が喫煙をはじめるタイミングのひとつに「法的な問題がなくなったとき=20歳になったとき」があります。

そのタイミングでは、歯科衛生士の多くは養成校で歯科衛生士になるための勉強をしていた時期。

先生の厳しい指導によって喫煙を開始するタイミングをなくしたという歯科衛生士さんは多いようです。

たばこの匂いをさせながら仕事をするのは…。

たばこの匂いをさせながら患者さんの前で仕事はできない、さすがに抵抗がある、という歯科衛生士さんは少なくありません。

喫煙者の歯科衛生士も、匂いにはかなり気を使っているという方が多いようです。

ヤニで歯が汚くなるのが恥ずかしい

喫煙をしているとどうしても歯に色がついてしまいます。

定期的に歯石をとったり着色を落としたりといった歯のお手入れをしれいる歯科衛生士さんは多いと思いますが、それでもやはり気になることが多いようです。

特に同僚を含めた同業者から歯を見られる際には、きれいにしておきたいと思う気持ちがあるのは頷けますね。

歯周病のリスクを高めるから

近頃ではだいぶ一般的にも認知されてきましたが、当然歯科衛生士であれば喫煙と歯周病の関連性についての認識も強いものがあるでしょう。

自分自身が歯科疾患に罹患することについての抵抗感も強く、喫煙を遠ざけているということがありそうです。

職場で禁止されているから

歯科医院では敷地内禁煙を掲げているところも多く、仕事の休憩中にも喫煙できる場所が近くになく、自然と禁煙したという話も聞きます。

また、仕事中や職場だけではなく、そもそも職員に喫煙を禁じる歯科医院や、喫煙者である歯科衛生士は採用しないという歯科医院も増えてきています。

転職の際に応募を希望した歯科医院が喫煙者不可であった、求人や転職の選択肢を多く持ちたい、といった理由からも歯科衛生士が禁煙することがあるようです。

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

キャリアエージェントとしての勤務経験もあり、歯科衛生士の転職サポート実績も多数。

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