どんな求人が歯科衛生士に人気なのかをランキングで発表!

どんな求人が歯科衛生士に人気なのかをランキングで発表!

【求人サイトでは実際の人気がなかなかわからない】

歯科衛生士のほとんどは歯科医院で勤務をしており、求人のバラエティはあまりないように思う人もいるかもしれません。

しかし、当然のことですが歯科医院にもさまざまな違いがありますし、求人についても人気の出るものとそうでもないものがありますが、ウェブサイトを見てもはっきりとはわかりません。

そこでファーストナビでは、どんな求人が歯科衛生士に人気があるのかをランキング形式でまとめてみました!

「どんな求人が歯科衛生士に人気なのかをランキングで発表!」の目次

ランキング10位:新しくて綺麗な歯科医院の求人
ランキング9位:一般歯科・保険診療中心の求人
ランキング8位:歯科衛生士業務に集中できる求人
ランキング7位:教育体制が整っている求人
ランキング6位:社保完備の求人
ランキング5位:人間関係が良い求人
ランキング4位:院長が優しい歯科医院の求人
ランキング3位:土日休みの求人
ランキング2位:終業時間が早い求人
ランキング1位:給料が高い求人
組み合わせにも注意!

ランキング10位:新しくて綺麗な歯科医院の求人

新しくて綺麗な歯科医院

【やはり明るく綺麗な歯科医院は人気】

レア度:★★★★☆

建物が古臭かったり、不衛生であったりする職場を好む歯科衛生士さんはいないでしょう。

やはり新しくて綺麗な歯科医院は人気があります。
しかも、「汚くない歯科医院」はたくさんありますが、「綺麗な歯科医院」という探し方をするとなかなか見つからなかったりもします。

オープニングスタッフの求人だけを希望する、という歯科衛生士さんもいるほどですが、ここまで絞ってしまうと選択肢は本当に限定的になってきます。

また、審美歯科の歯科医院は綺麗で華やかというイメージもあり、このような理由から審美歯科を希望するという歯科衛生士さんもいます。

ランキング9位:一般歯科・保険診療中心の求人

一般歯科の歯科衛生士求人

【専門性の高い歯科医院ばかりが人気なわけではない】

レア度:★☆☆☆☆

もちろん、逆に自費診療の比率が高い歯科医院を希望したり、矯正、審美、小児など専門性の高い歯科医院の求人を探しているという歯科衛生士さんも少なくありません。

しかし、実はもっとも人気がある歯科医院の形態はベーシックな「一般歯科」、「保険診療中心」の歯科医院の求人であるのです。

特に多いのは「一般歯科歯科しか経験がないので今後も一般歯科だけをやりたい」、「経験が浅いので基本としての一般歯科の経験をしっかり積みたい」といった理由による希望です。

一般歯科の程度については、「ちょっとでもやっていれば(自費メインでも)OK」という方から「ちょっとでも自費をやっていればNG」という方まで考え方はそれぞれで、当然選択肢の数も変わってきます。

ランキング8位:歯科衛生士業務に集中できる求人

歯科衛生士業務に集中できる求人

【歯科衛生士業務に集中できる歯科医院とは?】

レア度:★★☆☆☆

せっかく歯科衛生士の国家資格を取ったのに、毎日受付業務と雑用ばかり、、、もっと歯科衛生士にしかできない業務をしてキャリアアップしていきたい
そんな歯科衛生士さんもいることでしょう。

予防歯科に力を入れている歯科医院や、担当制をとっている歯科医院であれば、歯科衛生士はいわゆる歯科衛生士業務に集中できる可能性が高いため、このような求人は人気が高い傾向にあります。

こちらについても程度があり、「受付などの業務は一切やりたくない」という歯科衛生士さんから「多少は会ってもいいがメインは歯科衛生士業務がよい」という方、「全部が全部受付業務や雑用では困るが、そうでないならOK」という方までさまざまです。

中には「歯科衛生士業務ばっかりよりも多少受付や診療補助があるくらいがよい」という方もいますし、「むしろ受付業務が大好き」という方もいます。

当然、どのラインまで受け入れられるのかによって、求人の選択肢の数が異なってきます。

ランキング7位:教育体制が整っている求人

歯科衛生士の研修

【教育体制も歯科医院によりさまざま】

レア度:★★☆☆☆

教育体制が整っている歯科医院は、経験が浅かったりブランクが空いてしまった歯科衛生士さんなどに人気の高い求人です。

教育体制が整っているか整っていないかで聞かれれば誰しも整っている歯科医院がよいのですが、何をもって教育体制が整っていると判断するかは人それぞれですので、その点には注意が必要です。

セミナーや勉強会に参加したいのか、マニュアルが整備されていてほしいのか、先輩歯科衛生士や歯科医師が指導しくれればよいのか、歯科衛生士さんが求めるものもそれぞれですし、歯科医院側が何をもって「うちは教育体制が整っている」と考えるかもそれぞれです。

より具体的に自分自身の希望する教育体制をイメージして、それが叶えられるのかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

ランキング6位:社保完備の求人

社保完備の歯科衛生士求人

【歯科医院では社保完備は少数派?】

レア度:★★★★☆

一般的に社保完備、つまり社会保険完備とは労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金の4つがすべてそろっている求人のことを指します。

歯科医院などの医療機関では他はともかく厚生年金に加入していない事業所が多いという傾向があり、歯科衛生士が社保完備の求人を探すことは意外と難しいという状況です。

厚生年金加入の良しあしは多くの論点がありますので一概には言えないのですが、他の条件を譲ってまで社保完備に固執するべきではないのではないかという意見も多い状況です。

ランキング5位:人間関係が良い求人

人間関係が良い歯科医院

【「人間関係が良い」と思うポイントは人それぞれ】

レア度:★★☆☆☆

多くの歯科医院では限られた少人数で仕事をしているため、職場の人間関係は歯科衛生士にとって重要な要素であることは間違いありません。

実際に職場の人間関係が原因で転職する歯科衛生士さんも珍しくありません。

しかし注意が必要なのは、人間関係というものは絶対的な良い悪いというよりも、合う合わないという要素が大きいということです。

他の人が気持ちよく働くことのできる人間関係が自分にとっても快適とは限りませんし、逆もしかりということです。

そのため、見学や面接などの際になるべく雰囲気を見たり、コミュニケーションを取ったりすることで自分に合いそうな歯科医院かどうかを判断できるようにしましょう。

ランキング4位:院長が優しい歯科医院の求人

優しい歯科医師

【院長との相性も大切】

レア度:★★★☆☆

ある意味では人間関係の一部かもしれませんが、院長の存在は歯科医院において圧倒的な影響力があります。

本質的には院長との相性なのでしょうが、「院長が優しい」「院長がいい人」という歯科医院は多くの歯科衛生士にとって魅力的であり、そのような求人は人気が高くなります。

面接などのコミュニケーションを通じて、院長先生とうまくやっていけそうなイメージを持てるかどうかは歯科衛生士の就職、転職において重要であると言えるでしょう。

ランキング3位:土日休みの求人

買い物をする歯科衛生士

【プライベートと両立できる求人とは?】

レア度:★★★★★

土日休みの歯科医院の求人は歯科衛生士にとって非常に人気の高い求人であり、なおかつ滅多に見つけられないレア求人の代表格でもあります。

さらに土日祝日休みともなるとレア度はマックスになってしまい、地域や他の条件によってはまず見つからないと思った方がよいくらいだと言えるでしょう。

歯科医院は伝統的に木曜日曜休みが多く、近年では年中無休の歯科医院も珍しくありません。

むしろ歯科医院にとって土日は多くの患者さんを呼び込むことのできる日であり、土日休みの歯科医院はそもそも少ないうえに減少傾向、そのわずかな求人を多くの歯科衛生士が取り合っているという構図なのです。

「日曜休みは絶対だけど土曜は月に何回か出勤する」「平日のみでパート勤務をする」など、何かしら自分の譲ることのできるポイントを見つけることで、歯科衛生士さんにとっての求人の選択肢が変わってきます。

ランキング2位:終業時間が早い求人

食事を作る歯科衛生士

【夕食の支度をするために帰りたいという方も】

レア度:★★★★☆

歯科医院の診療時間は長時間化の傾向にあり、歯科衛生士の終業時間も遅い歯科医院が増えています。

家庭やプライベートとの両立を望む歯科衛生士さんにとっては終業時間が遅いことがマイナス視されることが多く、逆に終業時間が早い歯科医院の求人は歯科衛生士の人気を集めています。

具体的な終業時間については、地域にもよりますが一般的には19時終業あたりから「早い」と言ってよいと思います。

歯科衛生士さん各人の事情もありますので、できないものはできないのでしょうが、17時よりも18時まで、18時よりも18時半、19時までと少しでも長く勤務を検討することで選択肢が増えていきます。

絶対とは言い切れませんが、17時までの常勤勤務を歯科衛生士さんが探している場合、まず見つからないくらいに考えておいた方がよいでしょう。

また、終わる時間が早かったとしてもその分通勤時間が長ければメリットを享受できないことが多く、残業があれば結局帰れないなど、単純な終業時間だけでは判断しきれないという特徴もあります。

ランキング1位:給料が高い求人

高給与の歯科衛生士求人

【当然、給料は高い方が良い!】

レア度:★★★☆☆

給料が高い安いというのは主観が大きく影響しますが、相場の平均的な給料よりも高い安いという指標はあります。

最も影響が大きいのは地域であり、東京都などの大都市圏と地方の郊外では同じような経験の歯科衛生士であっても20%以上給料に差がつくこともあります。

また、歩合給や残業手当、賞与などの不確定な要素もありますので慎重な判断が求められます。

給料が高い歯科医院に転職したつもりであったものの、認識と違ったために短期で転職してしまうという歯科衛生士さんも実際にいます。

組み合わせによって人気が加速してしまう

条件の取捨選択

【どの条件を重要視するのかが大切】

人気が出る求人の要素を複数組み合わせてしまうと、その分人気がさらに高くなり、そもそも求人がまったく見つからなかったり、見つかってもとんでもない倍率でなかなか選考で良い結果が得られなかったりもします。

代表的なものとしては以下のような組み合わせがあります。

給料が高くて勤務時間が少ない

給料が高い求人は得てして「なかなか人が集まりづらい理由があるから給料が高い」という理由があるものです。

特に給料が高くてその分仕事の時間が短かったり、休みが多かったりということは非常に起こりづらいと言えます。

休みが多くて終業時間が早い

歯科医院の中には週2.5日休み、あるいは週3日休みという歯科衛生士求人を出しているところもあります。

このような歯科医院では1日の勤務時間が長く、週の勤務時間としては週2日の歯科医院と同じ40時間程度であることがほとんどです。

休みの日数が多い=週の勤務時間が短い、という訳ではないので注意が必要ですね。

レア同士の組み合わせ

単純にレア度が高かったり人気の高い要素を持った求人はそれだけで難しいものになってしまいます。

特に上位人気である「土日休み」「終業時間が早い」「給料が高い」といった希望条件をかなえたい場合には、他の条件には目をつむる、などといった覚悟をしておいたほうがよいかもしれません。

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

キャリアエージェントとしての勤務経験もあり、歯科衛生士の転職サポート実績も多数。

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