歯科衛生士が公務員として勤務可能な求人は?
【公務員の歯科衛生士求人は憧れの的?】
歯科衛生士の多くは歯科医院に勤務しており、歯科医院の多くは開業医が経営している医院です。
もちろん、歯科医院の中にも経営が安定していたり、福利厚生が充実していたりと、勤務条件のよい求人はあります。
しかし、少ないながらも公務員として勤務している歯科衛生士もいるため、「歯科衛生士の公務員求人」は一部の歯科衛生士さんにとってはあこがれの求人となっています。
歯科衛生士さんにとっての人気レア求人、公務員求人について調べました。
「歯科衛生士が公務員として勤務可能な求人は?」の目次
具体的な勤務先はどんなところ?
実際の業務内容は?
求人の内容(待遇やその他の募集条件)は?
公務員歯科衛生士の目指し方
公務員になるメリット・デメリット
「歯科衛生士が公務員として勤務可能な求人は?」の関連コンテンツ
どんな勤務先があるの?
【公務員歯科衛生士の勤務先とは】
公務員として歯科衛生士が仕事をする場合、保健センターなどの行政機関か、公立病院などが主な勤務先となります。
いずれもそもそもの勤務人数も少なく、退職などによる欠員も多く出ないため、なかなか募集自体見つけることが簡単ではありません。
仕事内容は?
行政機関での歯科衛生士の仕事
保健所や保健センターなどの行政機関で勤務する場合、歯科衛生士の仕事は歯科医院とは大きく異なります。
来院した患者さんの対応ではなく、地域医療に対しての業務が中心ですので、歯科疾患予防の啓もう活動や保健・衛生指導、口腔の健康相談窓口などの業務を行います。
事務仕事がメイン、という業務ではないようです。
公立病院での歯科衛生士の仕事
公立病院には、国立大学の附属病院や、市立病院や県立病院といった地方自治体の運営する病院などがあります。
また、赤十字や済生会などが運営する、公的病院と呼ばれる病院でも似たような職場環境となるでしょう。
なお、病院での歯科衛生士の業務は「歯科・口腔外科の外来(外来業務)」、「入院患者に対する口腔ケア(病棟業務)」に分かれます(兼務となるケースもあります)。
求人内容について
【公務員歯科衛生士の求人について】
休みや勤務時間は?
歯科衛生士に限らず、公務員の求人の人気の一因は「17時までの勤務で残業ないんでしょ?」、「土日祝休みで有給も全部使えるんでしょ?」というイメージです。
確かに、そういった職場もあると思います。
しかし、公務員=17時までで残業なし、土日祝休み かというと、少し事情が異なることもあるようです。
例えば、行政機関での勤務の場合、基本的には残業や土日の出勤などはないという職場も多いでしょうが、土日に開催されるイベントや検診などに参加することもあるかもしれません。
また、公立病院では、外来業務であれば病院のスタンスによっては受付時間外や診療時間ギリギリでも急患を診察することがあるかもしれません。
病棟であれば入院患者さんの急変時に何かしらの残業を伴う業務が発生することもありますし、固定で土日祝休みというのは難しいでしょう。
給料などの待遇は?
基本的に公務員だから給料が高い、ということはあまりなく、一般の歯科医院での歯科衛生士求人よりもむしろ給料の水準は低いようです。
また、公務員の募集については、給料を含めてあまり諸条件を公開していないことが多く、あまり統計的な数字が明らかになっていません。
ただし、給料自体があまり高くなかったとしても、正職員としての公務員の地位であれば非常に安定していると言えますし、退職金やその他の福利厚生についても充実している傾向にありそうです。
どうすれば公務員歯科衛生士になれるの?
【公務員歯科衛生士になるチャンスとは】
応募条件
一般的に公務員になるためには、国家公務員試験や地方公務員試験に合格しなければなりません。
しかし、保健所や公立病院で歯科衛生士として働く場合には、それぞれの求人における選考に合格すれば、公務員試験を経なくても公務員となることができます。
応募条件は、求人ごとに異なりますが、一般的には年齢制限と合わせて、該当する場合には選考を受けることができない「欠格事由」が定められています。
欠格事由の一例
- 日本国籍を有しない人
- 成年被後見人又は被保佐人
- 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの人
- 公務員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から一定期間を経過しない人
- 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し又はこれに加入した人
選考方法
選考方法や基準もまちまちではありますが、性格検査、専門試験(専門知識を確認する筆記試験)、面接試験、身体検査などが行われます。
求人の見つけ方
公務員の求人は、あまり求人サイトやハローワークの求人としては掲載されていません。
縁故や地域の歯科衛生士会などで募集の情報が伝わってくることもありますが、基本的には都道府県や市区郡のホームページ上での情報掲載がメインとなります。
居住地など、関心のある地域の自治体のホームページや刊行物をこまめにチェックすることも重要です。
歯科衛生士の公務員求人が募集される場合、多くは倍率が高いうえに募集可能期間があらかじめ決まっていることも多いので、スピーディーに行動する必要があります。
公務員のメリット・デメリット
【歯科衛生士にとって公務員求人は人気だが。。。】
メリット
歯科衛生士が公務員として働くメリットには以下のようなことがあります。
- (契約期間等によるが)身分や雇用が安定している
- 手当てが充実している
- 休みがしっかり取れる
- 昇給が安定している
デメリット
逆に歯科衛生士が公務員として働くデメリットには以下のようなことがあります。
- 雇用保険に入らないので失業保険がもらえない
- 副業が禁止される
- (一般的に)特に入職時の給料が安い
「歯科衛生士が公務員として勤務可能な求人は?」の関連コンテンツ
- 私の県は全国何位!?歯科衛生士の給料・年収ランキング
- 歯科衛生士のための歯科用語一覧
- 【保存版】歯科衛生士の履歴書、書き方の注意3点と8つのポイント!
- 人気の「病院歯科衛生士求人」。私も病院で働けますか?
- 歯科衛生士がハローワークを利用して転職を検討する際に注意すべきことまとめ
★ ファーストナビは歯科衛生士のお仕事紹介実績No.1!
登録して【ファーストナビ歯科衛生士限定】非公開求人を受け取る