有給とれてる?歯科衛生士の休暇事情

歯科衛生士のお休み事情

【歯科衛生士はどれくらいの休暇を取っている?】

歯科衛生士の求人における休みのシフトはさまざまです。週休1.5日の求人もあれば、週休2.5日の求人も。

他の歯科医院で働く歯科衛生士がどれくらい休んでいるのか、気になりますよね。
週休や年間休日ももちろん大事な勤務条件ですが、有給休暇をはじめとした「休暇」が実は重要です。
しかも、規定の休みは求人票でわかっても、有給などの休暇の取得実績はいざ入職しないとなかなか実態が分からないかと思います。

「ファーストナビ」では、気になる歯科衛生士の休暇取得事情について、調べてみました。

「有給とれてる?歯科衛生士の休暇事情」の目次

有給休暇はあるの?
有給休暇は何日くらいが多いの?
特別休暇はあるの?
どんな内容の特別休暇があるの?
まとめ
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歯科衛生士の有給休暇の有無

休暇中の歯科衛生士

【ちゃんと休暇をとれているという歯科衛生士も】

歯科衛生士の勤務先において有給休暇の有の比率は、少しずつ増加していると言われています。
また、勤務先によって有給休暇の有無の割合が異なり、歯科衛生士の主な就業先である歯科診療所(いわゆる歯科医院)は残念ながら他の勤務先に比べて低いという結果になっています。

【常勤歯科衛生士における勤務先別有給休暇の有無】

あり なし
全体(常勤のみ) 85% 15%
歯科診療所 73% 27%
病院 99% 1%
障がい者歯科診療所 96% 4%
行政 99% 1%
歯科衛生士養成機関 99% 2%
企業(歯科診療) 100% 0%
企業(歯科以外) 100% 0%
検診 100% 0%
社会福祉施設 100% 0%
介護保険施設 96% 4%
地域包括支援センター 100% 0%
その他 89% 11%

※日本歯科衛生士会「平成27年 歯科衛生士の勤務実態調査報告書」より一部抜粋
※回答者のみについて編集

勤務先形態別の有給休暇有無の図

歯科衛生士の有給休暇の日数

歯科衛生士の有給休暇日数は平均で17.8日だそうです。
おそらく(報告書に明記されていませんでしたが)これは付与された日数だと思われますので、実際の取得状況についても調査が待たれるところですね。

実際にファーストナビで取り扱う求人についても、有給休暇の付与はあるものの、実際の消化状況はまちまちですので、確認したい場合には 直接求人先に問合せて取得実績を確認するか、もし忙しい等でご自分で対応ができない場合は紹介会社の担当に確認してもらうというのでも良いと思います。

【常勤歯科衛生士における勤務先別有給休暇の日数】
※日本歯科衛生士会「平成27年 歯科衛生士の勤務実態調査報告書」より一部抜粋
※回答者のみについて編集

7日以下 14日以下 21日以下 22日以上 平均日数
全体(常勤のみ) 7% 23% 33% 37% 17.8
歯科診療所 15% 32% 16% 37% 12.4
病院 1% 15% 46% 39% 21.9
障がい者歯科診療所 3% 21% 46% 30% 19.2
行政 0% 4% 64% 32% 23.4
歯科衛生士養成機関 2% 19% 39% 40% 20.5
企業(歯科診療) 0% 10% 59% 31% 21.8
企業(歯科以外) 5% 18% 37% 40% 20.1
検診 0% 40% 44% 16% 18
社会福祉施設 0% 0% 60% 40% 25.8
介護保険施設 2% 33% 33% 32% 16.6
地域包括支援センター 0% 100% 0% 0% 11.5
その他 6% 23% 32% 38% 16.7

勤務先形態別の有給休暇日数の図

歯科衛生士の特別休暇の有無

90%以上の勤務先において、なんらかの特別休暇が規定されています。
特別休暇についても、年末年始休暇のように、歯科医院が休診になるので確実に取れるお休みから、忌引きや結婚休暇など、特定の出来事があった場合にとれるものもあります。
なお、産休、育休については制度があっても実際には取得できずに退職を余儀なくされるケースもありますので、取得実績や院長先生の考え方を事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

【常勤歯科衛生士における勤務先別特別休暇の有無】
※日本歯科衛生士会「平成27年 歯科衛生士の勤務実態調査報告書」より一部抜粋
※回答者のみについて編集

あり なし
全体(常勤のみ) 94% 6%
歯科診療所 90% 10%
病院 99% 1%
障がい者歯科診療所 96% 4%
行政 98% 2%
歯科衛生士養成機関 98% 2%
企業(歯科診療) 97% 3%
企業(歯科以外) 95% 5%
検診 96% 4%
社会福祉施設 93% 7%
介護保険施設 93% 7%
地域包括支援センター 100% 0%
その他 93% 8%

勤務先形態別の特別休暇有無の図

歯科衛生士の特別休暇の内訳

特別休暇のうち、主だったものの有無について取りまとめています。
もっとも多くの勤務先で取り入れられているのは「年末年始休暇」で、90%以上の勤務先で取り入れられています。
やはり、年末年始は休診にしてしまっている歯科医院が多いようです。
産前産後休暇(産休)は60%強、育児休暇(育休)は50%強の導入実績です。時代の流れに沿って、今後はもう少し増加していくのでしょうか。

【常勤歯科衛生士における勤務先別特別休暇の内訳】
※日本歯科衛生士会「平成27年 歯科衛生士の勤務実態調査報告書」より一部抜粋
※複数回答あり

導入率
全体 94%
年末年始休暇 91%
夏季休暇(お盆休み) 86%
忌引き休暇 75%
産前産後休暇 62%
育児休暇 53%
結婚休暇 48%
介護休暇 32%
その他 13%

主な特別休暇の取得比率の図

歯科衛生士の休暇事情についてのまとめ

休暇の計画

【歯科衛生士の休暇については歯科医院によってそれぞれ】

いかがでしたか?今回は歯科衛生士会の報告資料を参考にしながらデータをまとめましたが、実際には「歯科診療所」とひとくくりになっているなかで、休暇が多い歯科診療所もあれば、少ない歯科診療所もあり、取得のしやすさや取得実績もさまざまです。

休暇を重視して転職活動をしたい歯科衛生士さんや、気になる求人の休暇について情報を知りたい歯科衛生士さんは、ファーストナビにご登録いただき、担当エージェントにお問い合わせください。

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

キャリアエージェントとしての勤務経験もあり、歯科衛生士の転職サポート実績も多数。

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