歯科衛生士はどれくらい転職していると次の転職が不利になるの?
【転職を繰り返しすぎると当然転職が不利に】
歯科衛生士は一般的に転職回数が多く、むしろ十年、二十年と同じ歯科医院で働き続けている歯科衛生士の方が珍しいともいわれています。
これには、
- 歯科衛生士は圧倒的に女性が多いため、一般論として結婚や出産などのライフイベントにより転居、働き方の変更、離職などが起こりやすい
- 有効求人倍率が高く、仕事を見つけやすいため、転職・離職への抵抗感が低い
- 少人数の事業所で勤務していることが多く、一度人間関係が悪化してしまうと退職まで至ってしまうことが多い
など、さまざまな理由が関係しています。
実際に、転職を経験している歯科衛生士さんも多いのではないでしょうか?
歯科衛生士は人手が不足していますので、就職にはかなり有利な職種と言えます。
しかし、何度も転職を繰り返してしまったり、短期間での転職が続けば当然、転職にも不利になっていきます。
いったい、どのくらい転職を繰り返すと、転職に不利になってくるのでしょうか?
「歯科衛生士はどれくらい転職していると次の転職が不利になるの?」の目次
転職回数よりも転職頻度が重要
不利になる転職回数や頻度は?
転職を繰り返すと不利になるワケ
転職回数が多い歯科衛生士の自己PR方法
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より重要なのは転職の回数よりも「転職の頻度」
【転職の頻度が重要なポイント!】
転職の回数が多いと、履歴書に書く職歴も多くなり、ぱっと見の印象はやはり悪そうに感じます。
しかし、それ以上に重要なのは、転職の頻度、つまり、「何年おきに転職しているのか=歯科医院一か所あたり何年くらい勤めてきたのか」ということです。
仮に経験10年の歯科衛生士Aさんと経験2年の歯科衛生士Bさんがいた場合、
Aさんが3回転職していたとすれば、10年÷3回で、一か所あたり3年ちょっと勤めている計算になります。
一方、Bさんが2回転職していたとすれば、2年÷2回で、一か所あたり1年しか勤めていないという計算になります。
その場合、転職頻度のことだけを言えば、3回転職しているAさんよりも、2回しか転職していないBさんの方が不利になる可能性が高いと言えるでしょう。
どれくらいの転職回数・頻度だと不利になる?
【転職多すぎ、と思われるラインは?】
歯科医院によって、応募してきた歯科衛生士の転職回数や頻度をどれくらい気にするのかはさまざまです。
また、転職何回までならセーフ、何回以上がアウト、と決められているものでもありません。
しかし、一般的には転職回数が3回以上になってくると「多いな」と感じる歯科医院が多くなってくると思います。
また、転職の頻度が1年未満だと、多くの歯科医院はあまり良い印象は持たないでしょう。
卒業後、1年以内にすでに転職した歯科衛生士さんや、すでに2~3回の転職をしている歯科衛生士さんは、今後不利になってくることがあるかもしれませんので注意しましょう。
なぜ、転職回数が多いと不利になるの?
【転職回数が心象に与える影響とは】
転職回数が多かったり、頻度が高かったりする歯科衛生士さんの転職が不利になる(内定がもらいづらくなる)理由は、歯科医院が「ウチもすぐに辞めてしまうのではないか」と思ってしまうからです。
歯科衛生士に限らずスタッフを採用し、育成するということはお金も手間もかかるものです。
「この歯科衛生士は1年以内に退職する」とわかっていれば、多くの歯科医院は採用しないことでしょう。
転職回数以上に頻度が重視されるというのも、こういった事情によるものです。
転職回数が多い歯科衛生士の自己PR
【転職回数の多さをプラスに変える自己PRを】
前述のとおり、選考にあたっては「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われないことが重要です。
そのため、過去の退職理由や、今回の応募理由(志望動機)については慎重に整理する必要があります。
- 今までは〇〇という事情があり、長く勤務することが叶わなかった
- 今回は〇〇であるため、短期離職の懸念はあまりない
- 採用されれば長く勤めたいと考えている
といったことをしっかり伝えましょう。
志望動機の例や書き方については、こちらの履歴書の書き方や注意点についての記事を参考にしてみてください。
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