歯科衛生士が友人・知人の紹介する歯科医院に転職するのは要注意?

「知人・友人の紹介」で転職する歯科衛生士が注意するべきこと

【紹介してもらった歯科医院は本当に安心?】

歯科衛生士が転職する際に、どのような手段を用いて求人を探すことが一般的でしょうか?

多くの歯科衛生士は求人広告や、ファーストナビに代表されるような求人紹介のサービスを活用するでしょう。

地域によってはまだまだハローワークを利用することが多い、というところもあるかもしれません。

また中には、知人や友人に紹介された歯科医院に転職したという歯科衛生士もいるかもしれません。

気心の知れた友人の紹介であれば安心、と考えることは当然ですし、実際に知人や友人の紹介によって自分にあった求人に出会うことのできたという歯科衛生士もいることでしょう。

しかし、実は友人や知人に紹介してもらった歯科医院の求人であるがゆえに注意すべきポイントもあるのです。

どのような点に注意して知人・友人の紹介による歯科衛生士の転職活動をしていくべきなのか、さっそくチェックしてみましょう。

「歯科衛生士が友人・知人の紹介する歯科医院に転職するのは要注意?」の目次

紹介先歯科医院との関係性は?
注意すべきポイントの具体例
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どんな関係性の歯科医院を紹介してくれている?

どんな関係の歯科医院か

【紹介者と紹介先の関係性とは】

まずチェックすべきポイントは、「求人を紹介してくれた知人・友人」と「紹介された先の、歯科衛生士を募集している歯科医院」との関係性についてです。

この関係性についてはいくつかのパターンがあり、

  • その歯科医院で働いている、または以前働いていた
  • そのまた知人・友人が働いている、または以前働いていた
  • 院長先生のことを知っている
  • 患者として通院していた、または通院していた人を知っている
  • 人づてに話を聞いたことがあったり、メディア掲載や求人広告などを見た

といったところが主なパターンです。

「紹介してくれた知人・友人」と「紹介先の歯科医院」の関係性については、直接的なものもあれば間接的なものもあり、その深さや濃さといったものもさまざまです。

当然、情報や印象の確からしさも同じではありませんので、どういった関係性の歯科医院を紹介してくれているのかは大事なポイントであるといえます。

その歯科医院で働いている、または以前働いていた

今現在働いている歯科医院を紹介してくれている場合には、その方が持っている情報や感じている印象がその通りのものである可能性は高いでしょう。

特に同じ歯科衛生士であれば、実際に残業がどの程度あるのか、どんな患者が多いのか、業務の具体的な内容はどうなのか、などをかなり正確に把握できる可能性が高いといえます。

過去に働いていた場合であれば、その期間分はマイナスでしょう。

やはりスタッフの入れ替わりなどで就業環境が変化している可能性もあります。

どの程度、辞めてから期間が空いているのかなどを参考にして情報を整理しましょう。

そのまた知人・友人が働いている、または以前働いていた

本人ではない分、情報の確認のしにくさなどはありますが、実際に働いている、あるいは働いていた人を知っているというのは大きいでしょう。

できれば、その人に直接話を聞くことができればよりよいでしょう。

ただし、いつ頃、どんな歯科衛生士が働いていて、どんな条件であったのか、などなるべく具体的に情報を得ることが重要です。

院長先生のことを知っている

院長や歯科医院について

【どんな院長の歯科医院なのか】

歯科医院における院長先生の存在は非常に大きなものがあります。

その院長先生を知っている上で就業先として紹介してくれているのであれば、相対的には失敗の少ない就転職となりやすいかもしれません。

しかし、例えば「そこの先生知ってるんだ」、「良い先生だよ」と紹介してくれたとしても、

  • 患者さん思いの良い先生なのか
  • 歯科医師としての腕が優れているのか
  • 経営者として優れているのか
  • 友人としてよい人間なのか
  • スタッフ思いの良い上司なのか

など、何をもって良いと思っているのかを確認し、自分にとって重要な要素なのかを確認する必要があります。

先生の良しあしは歯科衛生士としての「職場環境の良しあし」には大きく影響しますが、歯科衛生士としての就業先の「条件の良しあし」は別問題です。

こちらもしっかり確認しておきましょう。

また、意外と多いのは勤務先の「院長ではない歯科医師」が開業する際についていくケースです。

人となりがわかっていて安心と思いきや、勤務歯科医師であったときと開業医になったときのギャップが大きく、退職につながるようなことも。

立場が変わったり、経営のプレッシャーがあったりすると人が変わってしまうようなこともあるのでしょうか。。。

患者として通っていた

患者として通っていた歯科医院を紹介してもらうケースもあります。

歯科医院の立地や治療方針など、患者としてわかることもありますが、当然就業先としてはよくわかっていないことも多々あります。

紹介者が歯科衛生士や歯科医師などの専門職でない場合にはなおさらでしょう。

患者さんに対するコミュニケーションと、スタッフに対するコミュニケーション、態度が違うという院長もいますので、しっかりとした見極めが必要です。

人づてに話を聞いたことがあったり、メディア掲載や求人広告などを見た

このケースはもはや、求人のひとつの選択肢としての情報を得た、という程度に考えておいた方がよいでしょう。

噂や宣伝に近い内容だけで判断するくらいであれば、求人紹介サービスに相談するということも検討してよいかもしれません。

気になる歯科医院の求人内容について相談する

紹介を受ける際の注意点

注意すべきなポイント

【紹介特有の注意点とは】

知人・友人に歯科衛生士の求人を紹介してもらう場合には、特に注意するべき点があります。

自分自身の人間関係を活用するということになりますので、メリットもある一方でどうしても「しがらみ」を生んでしまうということが特徴的だといえるでしょう。

内定を辞退しにくい

紹介をしてもらった手前、来てほしいといわれた場合に断りづらいということがあります。

もちろん、歯科衛生士さん自身も是非その歯科医院で働きたいと思っていれば何も問題ありませんが、悩んでいたり、本音では辞退したいと考えていても、言いづらいこともあるでしょう。

案外多いのが、先方の歯科医院が「当然入社してくれる」と思っているケースです。

歯科衛生士さんとしては一つの選択肢だと思っていても、先方はそうは思っていないということも少なくありませんので、どのような話の中で紹介がなされ、どのように歯科医院に認識されているかを確認しておきましょう。

詳細な条件の確認がしにくい

歯科医院の見学や面接では、条件面についての説明を細かく行ってもらえないということが少なくありません。

積極的に説明がなかったとしても確認しないことには就職するかどうか決められなさそうなものですが、実際には確認せずに入社してしまう歯科衛生士さんも少なからずいるようです。

特に、給料、各種の手当、昇給、賞与などお金に関することは重要であるにも関わらず聞きづらいということもあります。

求人紹介サービスであれば担当エージェントが細かく確認をしてくれますが、知人や友人にはなおさら頼みづらいでしょう。

辞めにくい

もちろん辞めずに長く勤めることができればその方がよいのですが、そうはいかないこともあります。

入社時に聞いていた条件と実態が違っていたり、何か事情があって再度の転職を検討するといったことはどんな歯科衛生士さんにも起こりえることでしょう。

こういった場合にも、間に知人・友人が入っているがために「迷惑をかけるのではないか」と躊躇してしまうこともあります。

さらには、「○○さんの紹介だから信用していた」などと言われてしまうと、より退職のハードルは上がってしまうでしょう。

実際に辞めた後にも後味の悪い気持ちになったり、場合によっては紹介してくれた方との関係性もギクシャクしてしまうことがあるかもしれません。

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

キャリアエージェントとしての勤務経験もあり、歯科衛生士の転職サポート実績も多数。

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