どうすれば保健所や保健センターの歯科衛生士求人が見つかるの?

保健所・保健センターでの歯科衛生士求人

【保健所は歯科衛生士にとって人気のレア求人】

歯科衛生士の求人先のひとつに保健所・保健センターというものがあります。

公務員として身分が安定することや、そもそもめったに募集の出ないレアな求人ということもあり、とても人気の高い求人です。

実際に、非常に多くの歯科衛生士の求人が集まるファーストナビでも、そうそう案内できるものではありません。

保健所・保健センターでの勤務を希望しているものの、求人が見つからなかったり、どうやって求人を探せばよいのかわからない、という歯科衛生士さんもいることでしょう。

そこで、「保健所・保健センターでの歯科衛生士求人」についてまとめました。
ご興味のある歯科衛生士さんの参考になれば幸いです。

「どうすれば保健所や保健センターの歯科衛生士求人が見つかるの?」の目次

保健所と保健センターって違うの?
歯科衛生士の仕事内容は?
歯科衛生士の求人はある?
「どうすれば保健所や保健センターの歯科衛生士求人が見つかるの?」の関連コンテンツ

保健所と保健センターの違い

保健所と保健センターの違いとは

【保健所と保健センターって一緒じゃないの??】

保健所と保健センター、名前はとても似ていますが、実際にどう違うのかわからない、という歯科衛生士さんも多いのではないでしょうか?

保健所とは

設置場所

保健所の設置場所は、都道府県、政令指定都市、人口30万人以上の中核都市、特別区や特例市など、法的に決められた場所のみとなっています。

そのため、広域でのサービス提供を実施することとなります。

役割

保健所の役割は、都道府県(あるいは対象地域)全体の健康や衛生に関わる業務を行うことです。
以下のような業務が、保健所の主な役割です。

  • 地域保険に関するもの
  • 人口動態統計や地域保険に関する統計など
  • 栄養の改善、食品衛生に関するもの
  • 住宅や環境などの衛生に関するもの
  • 医療や薬事に関するもの
  • 母性、乳幼児、高齢者の保健に関するもの
  • 歯科保健(8020運動)に関するもの
  • 精神保健に関するもの
  • 難病や感染症対策
  • 各種の疾病の予防、検診など
  • 地域住民の健康に関するもの など

具体的には、動物の保護や母子相談、幼児の健康診断、心の病気の相談受付、エイズ検査などを行っています。

医療に関する専門的な業務を取り扱っており、そのため保健所の所長は医師でなければならないと決められています。

歯科衛生士以外にはどんな専門職がいるの?

医師、保健師、薬剤師、獣医師、栄養士、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉相談員などが在籍しています。

保健センターとは

設置場所

保健センターは市町村に設置されています。
以前は市町村にも保健所がありましたが、保健センターの誕生によって、名称も役割も変更されています。

地域に根差したサービスを提供します。

役割

保健センターの担う役割は、部分的には保健所に近しいものもあります。

しかし、保健所ほどは専門的に業務が絞られるわけではなく、よりきめ細かく、地域住民に身近なサービスを提供する必要があります。

具体的には、保健指導や各種検診、予防接種の実施などを実施しています。

こちらも医療関係の業務が多いのですが、保健所ほどは「専門機関」、「行政機関」という色合いが強くなく、「健康促進」というイメージが強い施設です。

保健所と異なり、センター長が医師である必要はありません。

保健所・保健センターでの歯科衛生士の仕事

保健所のイメージ

【歯科衛生士の求人について】

保健所での勤務

保健所には「歯科保健(8020運動)に関するもの」が役割として備わっていますので、保健所で働く歯科衛生士は、地域住民の歯科保健に対する業務を行います。

場合によっては、どのように歯科の健康や疾病の予防を啓もうしていくのか、などの企画や実行を担うこともあるかもしれません。

保健センターでの勤務

保健センターで働く歯科衛生士は、より実際にサービスを提供するという役割が強くなります。

具体的には、

  • 成人に対する歯科予防相談など
  • 乳幼児への歯科検診の実施、フッ素塗布やブラッシング指導
  • 高齢者への歯科、口腔の検診の実施や訪問歯科

などを行います。
また、保健所で働く歯科衛生士についても、これらの業務を担当することもあり得ます。

保健所・保健センターでの歯科衛生士の求人

保健所の歯科衛生士求人を探す

【決め打ちしての転職活動は危険かも】

保健所や保健センターでの歯科衛生士の求人はめったに出ないレアな求人です。

そもそも、それほど多くの歯科衛生士さんが勤務しているわけではありませんし、公的機関で身分も安定しているため、離職率も非常に低いからです。

たまたま退職が出た場合に欠員補充が行われますが、縁故などですぐ埋まってしまうことが多いようです。

保健所や保健センターなどに絞って就職先や転職先を探すというのは、かなり難しいと思った方がよいでしょう。

また、まれに地域の歯科衛生士会に保健所や保健センターの求人情報が回ってくることもあるそうですので、どうしてもという方は入会しておくのもひとつでしょう。

いずれにしてもかなりラッキーではないと難しいですので、なぜ自分が保健所や保健センターを希望しているのかを見つめなおし、他の歯科医院等で希望を叶えることができないか検討しなおすことも必要かもしれません。

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

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