歯科衛生士の注目資格。滅菌技士について
歯科医院を含め、医療機関における滅菌の重要性は誰しもが認めるところだと思います。
歯科衛生士の滅菌における意識も、以前よりかなり高まっていると言えるでしょう。
最近では、滅菌に関する勉強をしたり、セミナーに参加し、知識を身に着けようとする歯科衛生士が増えてきているようです。
そんな滅菌のスキルアップとして代表的なことのひとつとしてあげられるのが滅菌技士の資格取得。
滅菌技士の資格を取得する歯科衛生士が増えており、それを推奨・サポートするような歯科医院もあるそうです。
いま、注目の資格である滅菌技士についてご紹介します。
「歯科衛生士の注目資格。滅菌技士について」の目次
そもそも滅菌技士ってどんな資格なの?
資格取得までの流れ
関連資格について
「歯科衛生士の注目資格。滅菌技士について」の関連コンテンツ
滅菌技士の資格について
【滅菌技士の資格取得を目指して勉強中】
第1種と第2種
滅菌技士には第1種滅菌技士と第2種滅菌技士とがあります。
第1種滅菌技士が上位資格であり、認定を得るためには第2種の認定者であることが条件となっています。
認定主体
滅菌技士の資格の認定は一般社団法人日本医療機器学会によって行われます。
なお、日本医療機器学会は「産学連携による医療技術、機器の改良開発並びに医療安全の発展に寄与することにより、医学・医療の質の向上を目指し、人類の健康と福祉に貢献すること」を目的とした団体です。
滅菌技士の認定方法について
【見事に認定資格を取得!】
第2種滅菌技士の認定方法
認定資格・条件
第2種滅菌技士の認定申請をするためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 日本医療機器学会の会員であること
- 滅菌供給業務の実践に3年以上携わっていること
- 日本医療機器学会が作成した”医療現場における滅菌保証のガイドライン”の内容が理解実行できること
歯科衛生士や看護師など、医療系の国家資格を持っていることなどは特に条件としてはありません。
滅菌技士資格が生まれるに至った背景として、滅菌供給業務にあたっていた無資格者を承認し、さらなるスキルアップやキャリアアップを促したいという考えがあったことが関係していると考えられます。
歯科衛生士業務において、実際に滅菌業務に3年間携わっていることが必要です。
認定方法
上記の条件を満たしたうえで、以下の書類を認定委員会に提出することで認定されます。
- 第2種滅菌技士認定申請書
- 履歴書
- 所属施設長の推薦状
- 申請料(郵便または銀行振り込み用紙のコピー)
筆記試験や講義の受講、面接などが認定に必要という流れにはなっていないようです。
「所属施設長」の推薦という条件を厳密に運用しているのであれば、開業医で働いている歯科衛生士はよいですが、大学病院に所属している場合などは少し面倒かもしれませんね。
第1種滅菌技士の認定方法
認定資格・条件
第1種滅菌技士の認定申請をするためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 日本医療機器学会の会員であること
- 第2種滅菌技士認定者であること
- 第1種滅菌技師認定学科講習を修了(筆記試験に合格)していること
- 第1種滅菌技師認定実技講習を修了していること
前述のとおり、1種の認定を受けるためには2種の認定が必要になります。
また、1種の認定を得るためには学科(筆記試験)、実技両方の講習を修了しなければなりません。
認定方法
上記の条件を満たしたうえで、以下の書類を認定委員会に提出することで認定されます。
- 第1種滅菌技士認定申請書
- 認定料
【認定までのフロー】
滅菌技士の関連資格について
滅菌関係の資格
滅菌関係の他の資格として、一般車案法人日本滅菌業協会の認定している「滅菌管理士」という資格があります。
こちらも、歯科衛生士に人気の資格となっているようです。
日本医療機器学会の認定する資格
滅菌技士の他、日本医療機器学会では「臨床ME専門認定士」、「医療情報コミュニケータ」という資格を認定しています。
しかし、こちらは歯科衛生士の業務とはあまり関係性が高くないようです。
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