歯科衛生士が採用面接をキャンセルするのはアリ?ナシ?
【面接をドタキャンする代償とは?】
歯科衛生士が就職、転職を行う際、複数の歯科医院に対して見学や面接を設定するのが一般的です。
その場合、最初に面接を受けた歯科医院で即内定をもらい、「もうここで良いかな」と思うこともあるでしょう。
多くの歯科衛生士は、そうは思っても一応予定されていた見学や面接については実施したうえで最終的な判断を下すと思います。
しかし、中には予定されていた面接をキャンセルし、そのまま最初の歯科医院への入職を決めてしまう歯科衛生士もいます。
歯科衛生士による面接のキャンセルについては、「約束している以上、行くのがマナー」という意見と「どうせ断るのだから行く必要がない」という意見とで賛否両論あるのが実情です。
実際に面接をキャンセルすることについてのメリットデメリットをまとめました。
「歯科衛生士が採用面接をキャンセルするのはアリ?ナシ?」の目次
面接に行かないことのメリット
面接に行かないことのデメリット
面接をキャンセルしても大丈夫?
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面接をキャンセルするメリット
【面接をキャンセルした方がよい場合もないわけではない】
時間を無駄にせずに済む
一番わかりやすく、かつ最大のメリットは「断ることが確定している面接」に行ったり、そこで話を聞いたりするという時間を使わずに済むことです。
歯科医院に面接に行く移動の時間や面接、職場見学の時間を併せれば数時間はかかるでしょうから、時間を節約できるメリットは少なくありません。
お金を無駄にせずに済む
面接にかかるお金(費用)は交通費と履歴書代くらいでしょうが、それらもタダではありません。
節約できるものならしたいと考える歯科衛生士も当然いるでしょう。
相手にも無駄な時間を使わせずに済む
面接をする側もそれなりに準備し、時間を使って対応をしています。
感情的な問題はさておき、無駄だとわかりきっているのであれば面接に時間を使わずにすむほうがよいでしょう。
内定済の歯科医院にすぐに返事ができる
最初に内定をくれた歯科医院に対して、他の面接をキャンセルして内定受諾の意思を伝えればその歯科医院に対して印象がよくなるかもしれません。
しかし、すでに内定をもらっている訳ですから、回答期日をしっかり確認し、それまでに前向きな回答をすれば特に問題はないですし、他の歯科医院の面接をキャンセルする理由にはならないかもしれません。
面接をキャンセルするデメリット
【面接のキャンセルによる思わぬデメリットも】
直前のキャンセルはやはり印象が悪い
もちろん理由や伝え方、キャンセルを伝えるタイミング等にもよるのですが、面接を予定していた側としては、面接にすら来ずにキャンセルされるのはあまり気分の良いものではありません。
特に直前のキャンセルであればなおさらです。
「ドタキャン」、「ブッチ」と呼ばれるような、当日やギリギリになってのキャンセルについてはマナー違反だと考える歯科医院が多いと言ってよいでしょう。
歯科医院は結構歯科医師会等で繋がりを持っていることもありますので、そこへの就職をしないにしても、わざわざ失礼だと思われるようなキャンセルの仕方は避けるべきです。
予定していた歯科医院に入職できなくなることも
面接の印象が良かったり、内定であることをその場でにおわせたりされたとしても、最後に「理事長の決裁が下りなかった」、「他の歯科衛生士の採用が決まった」などの理由で採用に至らないこともあります。
そうしたときに、他の選択肢をすべて消してしまっていると改めて就職先を探す際にとても苦労することになってしまいます。
書面等で内定が確実になり、採用条件なども確認するまでは慎重に行動しましょう。
次が「もっと良い歯科医院」かもしれない
面接に行ったら、最初に内定をくれた歯科医院よりも、もっと印象が良いところかもしれません。
院長やスタッフの人柄、歯科医院の雰囲気、求人票には記載のなかった勤務条件など、実際に歯科医院に行ってみて、自分の目で見てみないとわからないことも少なくありません。
もともと、ある程度志望度の高い歯科医院であったのであれば、念のため行ってみて損はないでしょう。
「100%就職しない」歯科医院以外はキャンセルすべきではない
【面接はキャンセルしない方が良いことの方が多い】
他の歯科医院に完全に就職、転職が決定しており、その歯科医院には100%就職しない、とわかっている場合以外は面接はキャンセルしない方が無難でしょう。
しっかりと自分の目で歯科医院なり院長先生なりを見比べて、自分にあった歯科医院を選ぶことで歯科衛生士にとって納得のいく就職、転職活動ができるように心がけましょう。
また、その歯科医院に就職する気がなくなってしまっていたとしても、常識を疑われるようなタイミングでのキャンセルは避けましょう。
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