2016年08月2日

プラークコントロール[ぷらーくこんとろーる](plaque control)について

プラークコントロールは、虫歯や歯周病などを引き起こすプラークを減らすコントロールのことをいいます。 プラークが残っていることによって口腔内の環境が悪化してしまうため、セルフケアや歯科クリニックでの処置などで定期的に行うことが必要です。

ちなみに、セルフケアを徹底させるためには、プロフェッショナルの技術による適切なプラークコントロールを学ぶ必要があり、定期的に歯科通院をすることも重要です。

プラークコントロールとは

プラークコントロールとは、歯に付着したプラークを取り除く手法です。
プラークとは、「デンタルプラーク」とも呼ばれますが、いわゆる「歯垢」のことを指します。

プラークは口の中の汚れですが、単なる食べかすではなく、口の中に発生した細菌が集まってできたものです。
歯垢の中の細菌は、虫歯や歯周病の原因となる酸や毒素を発生させ、口臭の元となる悪臭を放ちます。

歯に着いたプラークは、およそ24時間から48時間かけて悪影響を及ぼすようになるため、その前にプラークコントロールを行うことが必要です。
つまり、歯科クリニックのプロの技術によるプラークコントロールも大切ではありますが、毎日のセルフケアも非常に重要となってきます。

プラークコントロールの方法

プラークコントロールの代表的な方法は、セルフケアと歯科クリニックの2種類です。
セルフケアの方法としては歯磨きを思い浮かべがちですが、それだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスなどを合わせて総合的に行います。

プラークの形成から24時間から48時間で酸や毒素が出るようになるため、1日1回以上のプラークコントロールが必要となります。
また、歯科クリニックでの指導によって正しい方法を身につけてから適切に継続することもポイントです。

歯科クリニックではプラークコントロールとしてはスケーリングやルートプレーニングなどがあります。 どちらも専用の器具を使用して、歯石を落とします。

歯石は歯垢の細菌の死がいが集まったもので、非常に固く、ブラッシングでは取りきることができません。
また、歯石の表面はざらざらとしており、歯垢が溜まりやすくなっています。

それを磨き取って、歯の表面をツルツルにすることで、汚れの付きにくい状態を維持します。
さらに、現在進行している虫歯や歯周病を治療することもプラークコントロールのひとつです。

また、意外な方法によるプラークコントロールもあり、実は毎日の食事での食品選びでもプラークを予防、改善することが可能です。
甘いものや粘りけの強いお菓子を口にする機会を減らすことで、プラークを抑制する効果が期待できます。
さらに、食物繊維の豊富な食材を多く取り入れることで歯磨き効果を高めることができるでしょう。

プラークコントロールの効果

プラークコントロールにより、歯石を付きにくくして、虫歯や歯周病などを予防、改善することができます。
プラークを放置し、歯石に変わってしまうと、セルフケアでは対処できなくなってしまう為、そうなる前にプラークを減らしておくことは、口腔内の衛生のために大変重要です。

また、常にプラークコントロールによって清潔にしておけば、付く歯垢や歯石の量も少ない状態を維持することができ、日ごろの歯磨きがずっと楽になるでしょう。

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