地元に戻って就職する歯科衛生士が知っておくべきことまとめ
【地元の歯科医院にUターン就職】
歯科衛生士さんの中には、都心の歯科衛生士学校に通学した後に地元の歯科医院に就職したり、都心の歯科衛生士学校に通学した後にしばらくそのまま都心の歯科医院で働き、その後に地元に戻ってきて転職する方がいます（いわゆるUターン就職）。
都心の歯科医院と地方の歯科医院とでは、歯科衛生士にとっていったいどんな違いがあるのでしょうか。
Uターン就職をする歯科衛生士にとって注意すべきポイントをまとめました。
「地元に戻って就職する歯科衛生士が知っておくべきことまとめ」の目次
地元での就職パターン
地元で就職する際にはどんなことに気を付ける必要があるのか
「地元に戻って就職する歯科衛生士が知っておくべきことまとめ」の関連コンテンツ
地方で就職する歯科衛生士には、どんなパターンがあるのか
【地元に戻って就職したいという歯科衛生士は少なくない】
ひとことで「地方で就職」といっても、実はいくつかのパターンがあります。
Uターン就職
Uターン就職とは、地方出身者が進学や就職で一度都心に出て、その後地元に戻って就職することです。
【Uターン就職のパターン例】
- 宮城県仙台市出身→東京都新宿区の歯科衛生士学校に進学→宮城県仙台市の歯科医院に就職
- 宮城県仙台市出身→東京都新宿区の歯科衛生士学校に進学→東京都港区の歯科医院に就職→宮城県仙台市の歯科医院に転職
- 宮城県仙台市出身→仙台市の歯科衛生士学校に進学→東京都の歯科医院に就職→宮城県仙台の歯科医院に転職
Iターン就職
Iターン就職とは、都心の出身者が、旅行などで訪れた地方に住みたいと思った結果、転居を伴い就職することです。
【Iターン就職のパターン例】
- 大阪府大阪市出身→大阪府大阪市の歯科衛生士学校に進学→沖縄県那覇市の歯科医院に就職
- 大阪府大阪市出身→大阪府大阪市の歯科衛生士学校に進学→大阪府大阪市の歯科医院に就職→沖縄県那覇市の歯科医院に転職
Jターン就職
Jターン就職とは、地方出身者が進学や就職で一度都心に出て、その後地元そのものではなく、周辺の中核都市等に戻って就職することです。
Uターン就職、Iターン就職に比べると、あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんね。
【Jターン就職のパターン例】
- 北海道稚内市出身→東京都新宿区の歯科衛生士学校に進学→北海道札幌市の歯科医院に就職
- 北海道稚内市出身→東京都新宿区の歯科衛生士学校に進学→東京都中央区の歯科医院に就職→北海道札幌市の歯科医院に転職
地方で就職する歯科衛生士が気を付けるべきこと
【地方と都心には求人についての違いが大きい】
地方と都心では、歯科医院の診療や経営のスタイル、歯科衛生士の求人条件などに違いがあります。
歯科衛生士の給料相場が違う
歯科衛生士に限ったことではありませんが、地方と都心では限らず給料の相場が違います。
もちろん、同じ地方内でも給料の相対的に高いところと低いところがありますし、地方と都心のそれぞれどこを比較するのかによっても異なるでしょう。
しかし、東京都、大阪府、愛知県とその周辺の都心部エリアとそれ以外の地方では、歯科衛生士の給料相場は10%～20％程度変わってきますので注意が必要です。
休みが違う
地方では、都心部の歯科医院と比較して休みが少ない傾向にあります。
東京都などでは、週休1.5日の歯科衛生士求人はそれほど多くありませんが、地方では一般的な休みの日数です。
ただし、1日の勤務時間は短めの傾向だと言えます。
また、シフト勤務よりも、固定休みであることが多いです。
専門性の高い歯科医院が少ない
地方では、保険診療中心で、なおかつ一通りなんでも診る、というスタンスの歯科医院が多く、専門特化している歯科医院が少ない傾向にあります。
また、地域間の所得の差によるものと考えられますが、都心部に比べて、地方では自費診療の比率は圧倒的に低くなります。
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