【歯科衛生士は一般的に離職率が高い?】
歯科衛生士の離職率は一般に高いといわれており、平成22年に行われた京都歯科医師会の調査によれば、約65%の歯科衛生士は転職を経験しているそうです。
歯科医院も、歯科衛生士の退職に頭を悩ませているケースは多く、歯科医院経営上の大きな問題点の一つにもなっています。
しかし、わざわざ何度も離職しようと思っていたり、すぐにやめようと思って転職する歯科衛生士もいないでしょう。
そのため、最初から長く勤められそうな歯科医院を探すという意味で「歯科医院の離職率が低い歯科医院の求人」を希望する歯科衛生士もいます。
離職率が低い歯科衛生士の求人とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
「離職率が低い歯科衛生士求人ってどんなもの?」の目次
そもそも離職率って何?
歯科衛生士の離職率には意味がない?
応募するべき歯科医院の求人はどんなもの?
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そもそも離職率とは
【離職率はどう計算されている?】
離職率といっても内容はさまざま
離職率とは、その名の通り、その職場においてどのくらいの比率で従業員が離職したのかという数値です。
法的な規定があるものではなく、「新卒者の3年以内離職率」、「中途入社の従業員における1年以内離職率」など、さまざまな角度で利用されることがあり、その計算式(分母と分子)もさまざまです。
一般的なイメージは
もっとも一般的にイメージされる「離職率」は1年間における離職者の割合、という概念でしょう。
一概には言えないところもありますが、「期初(4月など、年度のはじめ)の従業員人数」を分母とし、「期内に離職した従業員人数」を分子とするケースが多いのではないでしょうか。
期中に入職し、同じ期中に離職した歯科衛生士がいる場合、分子のみにカウントされるということになることが多いでしょう。
歯科衛生士の離職率とは
【歯科衛生士の離職率が100%の歯科医院も?】
実は、歯科医院ごとの歯科衛生士の離職率という指標には信頼性について疑問符がつくという面もあります。
大企業であれば有益な指標になるかもしれませんが、多くの歯科医院には歯科衛生士は1名~数名しか在籍していません。
例えば歯科衛生士が1名の歯科医院であればおのずと離職率は0%または100%という数字になります。
歯科衛生士が2名であれば0%か50%か100%。
つまり、ある程度の人数がいないと、極端に低いか高いかの数字になってしまうのです。
歯科衛生士が辞めにくい求人を知るために
【求人に応募する前に歯科医院の何を知っておくべき?】
離職率の代わりになるものは?
離職率という数字があまり参考にならないとしても、実際に自分が応募しようとしている求人の歯科医院が、「歯科衛生士がすぐ辞めてしまう職場」なのか、「歯科衛生士が辞めずに定着しやすい職場」なのかを知りたいという歯科衛生士さんもいるでしょう。
そんな場合には、求人や歯科医院の何を見たり、確認することが必要なのでしょうか。
平均勤続年数
今いる歯科衛生士さんや、今まで勤務していた歯科衛生士さんの勤続年数を知ることで、人の入れ替わりが激しいのか、ある程度落ち着いているのかをイメージすることができるかもしれません。
離職理由
過去に退職した歯科衛生士さんの離職理由が何であったかもヒントになり得ます。
結婚や出産、転居などやむを得ないといえそうな退職理由が多いのであれば定着しやすい歯科医院である可能性が高いでしょう。
逆に、人間関係などのネガティブな理由が多かったり、歯科医院もちゃんと把握していない、あいまいである、などの場合は少し気を付けてみるべきかもしれません。
重要なのは自分が長く勤められること
今までに在籍していた歯科衛生士さんがどうであれ、最も重要なことは「自分自身が長く勤めることができる歯科医院」の求人であるのかということです。
そのためには、歯科衛生士さん自身が、「職場に何を求めているのか」、「どういったところであれば長く勤められそうか」ということをしっかりと理解し、それを解決できる歯科医院の求人に応募することが重要です。
自身がない場合にはファーストナビの担当エージェントに相談するなどしながら、納得できる転職活動をして、長く勤めることのできる職場に出会えるといいですね!
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