歯科衛生士を採用する際の前職調査について
【前職の歯科医院に調査をしているって本当?】
歯科医院が歯科衛生士を採用する際に、その前職の歯科医院に連絡をしてどんな方なのかを確認する、あるいは地域の歯科医師会などで情報を共有している、という噂を聞いたことがある歯科衛生士をさんもいるかもしれません。
もちろん、歯科医院にとって採用する歯科衛生士さんがどんな方なのかは重要でしょうが、自分の知らないところでそんな話がされていたら、あまりいい気はしませんよね。
実際、歯科衛生士を採用する際に前職などへの調査は、どの程度されているものなのでしょうか?
「歯科衛生士を採用する際の前職調査について」の目次
どのくらいの歯科医院が前職調査を実施しているの?
どんな調査をしているの?
前職調査は法的に問題がるのでは?
「歯科衛生士を採用する際の前職調査について」の関連コンテンツ
調査する歯科医院は多いの?
スタッフを採用する際に、前職に確認をとるという歯科医院は、多数派とは言えませんが一定存在していることも事実でしょう。
「調査を行う歯科医院も中にはある」くらいの認識でよいのではないかと思います。
個人情報の取り扱いなども厳しくなってきていますので、以前よりもこういった調査はされなくなってきているようです。
調査の方法や内容は?
【どんな前職調査が実施されている?】
調査先
実際に調査するとした場合、どこに確認をするのでしょうか?
前職の歯科医院
履歴書に記載されている歯科医院の連絡先を調べ、確認するというパターンがもっとも一般的です。
中には外部先に委託する歯科医院もあるとも聞きますが、院長自らが連絡する方が多いようです。
前々職やもっと前の勤務先に確認することもあるでしょうが、直近の職歴1医院だけで済ませることの方が多いようです。
歯科医師会
歯科医師会の会員同士で確認を行うという話も聞きますが、大っぴらに行っているということはないと考えられます。
しかし、印象の良くない辞め方を繰り返す歯科衛生士さんが、有名になったり話題になったりすることもあるかもしれません。
退職したスタッフの話を個人が特定されるレベルであまり公にしないというのはモラルとして守ってほしいところですね。
聞いたり聞かなかったりのケースも
前職が知り合いであれば聞くけど、知らないところなら確認しない、という歯科医院もあるそうです。
また、職歴に問題がありそうだったり、面接時に違和感を感じた場合には確認を行う、という声も。
調査内容
実際に調査するとした場合、どのようなことを確認するのでしょうか?
最も多いのは、「実際に在籍していたのかの確認」で、勤務態度や技術などについて詳しく聞くというケースはあまり多くはないようです。
職歴などを偽って入職していたことがわかった場合、当然歯科医院と歯科衛生士の間で信頼関係を構築することは難しくなりますし、場合によっては解雇されることもあるでしょう。
前職調査は法的に問題ないの?
【法的な問題があるのではないかとの指摘も】
そもそも前職に連絡をして働いていた歯科衛生士のことを調べるなんて許されるのか、と思う方もいるでしょう。
実際に、個人情報と言える情報を収集することにもなりますので、法的にも気を付けるべき内容だと言えます。
そのため、調査前に本人の同意を得ることが一般的であるとも言われています。
また、トラブルに巻き込まれたくないということもあり、問い合わせを受けた歯科医院が調査に応じないというケースも少なくないようです。
調査する側の歯科医院にとっても、歯科衛生士本人に黙って前職調査を行い、その内容によって何かをすることはリスクを伴う行為であると言えるでしょう。
もし、無断で前職を調査されて不利益を被ったと感じた場合は、弁護士などの法律の専門家に相談するのもひとつです。
少なくとも、当たり前のように歯科医院間で勤務したことのある歯科衛生士の情報が共有されている、ということではないと言えそうです。
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