寮つきの歯科衛生士求人についてまとめ
【寮に住みたいという希望の歯科衛生士もいる?】
歯科衛生士の求人の多くには寮はついていません。
これは、歯科衛生士のみなさんはご存知でしょう。
しかし、寮があれば住宅にかかる費用はかなり抑えられますし、特に転居を伴っての就転職を考えている場合や、就職を機に実家を出るというような歯科衛生士さんは、なかなかないとわかっていても寮つきの求人を探すケースがあります。
実際に、中には寮を用意してくれる求人も全くないわけではありません。
では、いわゆる「寮つき」、「寮あり」の歯科衛生士求人とはどんなものなのでしょうか?
また、知っておくべき注意点などは?
「寮つきの歯科衛生士求人についてまとめ」の目次
寮つきの歯科衛生士求人とは?
寮つきの歯科衛生士求人はどうして少ないの?
寮つき歯科衛生士求人の具体例
どんなことに注意して探すべき?
寮つきの歯科衛生士求人にこだわるべきではない?
「寮つきの歯科衛生士求人についてまとめ」の関連コンテンツ
「寮あり」の求人とはどんな職場なのか
【寮が付いている求人の特徴とは】
歯科衛生士の寮ありの求人が少ない理由を知るために、一般的にどんな職場には寮がついていることが多いのかを考えてみましょう。
規模の大きい会社や事業所
まず一つ目は、規模の大きな会社などの組織です。
いわゆる大企業などが福利厚生として寮や社宅を用意してくれることがあります。
最近では減ってきているという話もありますが、所属する人数も多く、ある程度経済的な余裕もある会社・事業所では寮が用意されていることが多いです。
逆に、中小企業では大企業に比べて福利厚生が充実している可能性は低く、あまり寮や社宅は用意されていません。
勤務時間が不規則だったり、深夜勤務がある
中小企業でも、工場や飲食などの業界では寮が用意されていることがあります。
これは、夜中までの勤務があったりした場合、公共交通機関での帰宅が困難であることなどが理由のひとつです。
中小企業かどうかは別ですが、ホテルや旅館などの業界に住み込みや寮つきが多い理由のひとつでもあります。
24時間稼働している職場である場合、どうしても夜勤シフトなどが発生してしまうので、その際にタクシーなどで帰宅させるよりも、寮に住んでもらった方が会社としても安上がりになることがあるようです。
場所がへんぴである
交通アクセスが悪かったり、へんぴな場所に職場がある場合、通勤可能な近くに住んでいる人を採用する採用することができませんので、住宅を用意して従業員を呼び込まなくてはいけません。
そのため、寮などが近くに準備されていることがあります。
歯科衛生士の「寮あり」求人が少ない理由
【歯科衛生士の求人にはほとんど寮はない】
ほとんどの歯科衛生士の求人に寮がついていない理由は、先ほどあげたような求人が少ないからです。
ほとんどの歯科衛生士は歯科医院に勤務しますし、ほとんどの歯科医院はそれほど規模の大きくない開業医です。
寮に限らず、大企業のような福利厚生を望むことは難しいでしょう。
また、看護師や介護士と違って歯科衛生士の勤務シフトに夜勤があることはほとんどありません。
(仮に夜勤ありの求人があってもほとんどの歯科衛生士は望まないでしょうが)
そのため、歯科衛生士の求人には寮がついているものが少ないのです。
実際に寮つきの求人が多いイメージのある看護師であっても、開業医(クリニック)の求人で寮がついているものはほとんどありません。
歯科衛生士の求人で「寮あり」のものは?
【寮ありの歯科衛生士求人もある?】
病院での求人
歯科衛生士の求人で寮がある可能性が最も高いのが病院です。
ある程度の規模があり、夜勤を行う看護師の人数も多い病院では寮を持っていたり、借り上げたりしていることがよくあります。
看護師しか入寮できない、夜勤をやる職員しか入寮できない、などの制限があり、歯科衛生士が対象とならないこともありますが、そもそも寮を持っていない開業医に比べれば、寮を使える可能性は高いでしょう。
しかし、病院の歯科衛生士求人はそもそも少ないうえに、必ず寮があるわけではなく、また使えるとは限らないという点には注意が必要です。
チェーン歯科医院の求人
大手チェーンの歯科医院である場合、開業医と比べて職員数も多く、寮などを用意していることもあります。
しかし、寮を利用する条件が特定の医院に配属される場合や、法人都合で転居を伴う異動がある場合などに限られ、自身で勤務先の歯科医院を選べないこともあります。
僻地の歯科医院
僻地にある歯科医院では、敷地内や近所に寮があったり、同じ建物内に住み込み寮があることもあります。
寮ありの求人であっても注意すべきこと
【寮ありの歯科衛生士求人に応募する前に】
寮があったとしても、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
空きがあるのか
病院や歯科医院が寮を持っていたとしても、空きがない場合には利用できない可能性があります。
また、いくつか寮を持っている場合には、物件や部屋を選べることもありますが、複数の部屋が空いていても自分で選べないこともあります。
寮費がかかる
寮費が無料のケースもありますが、多くの場合は有料です。
歯科衛生士自身が負担する金額はいくらなのか、光熱費はどうなっているのかなどは事前に確認しておきましょう。
入寮の条件があるか
職種、勤務形態、家族構成などによって入寮できるできないのルールが決まっていることがあります。
特に、家族寮を用意している医療機関は非常に稀です。
ペットの飼育可否や門限の有無などにも注意しましょう。
また、入寮の条件だけではなく、「3年までしか住めない」などの期間の条件が決まっている場合もあります。
結局、寮つきの歯科衛生士求人はオトクなのか?
【歯科衛生士は寮ありの求人を探すべきではない?】
運よく、自分の希望するエリアに寮つきの歯科衛生士求人があり、入寮の条件も満たせそうな場合には積極的に応募するのもひとつでしょう。
しかし、「寮つきの求人を探す」となると、そもそもまったく見つからないという可能性がかなり高くなってしまいます。
その他の給料、勤務時間、休み、患者層、院内の雰囲気、アクセス、、、、、などの条件を付けることはまず不可能でしょう。
寮は「あればラッキー」くらいで考えて、給料が高い求人を探したり、条件のよい賃貸物件を探したりする方が、トータルでは満足のいく職場に出会える可能性が広がるかもしれません。
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