歯科衛生士の就職活動における注意点まとめ

歯科衛生士の就職活動における注意点 新卒も中途も必見

【就活で思わぬ失敗をしないように注意!】

歯科衛生士は国家資格の保有者であり、慢性的に人手不足でもあるため、非常に就職に強いと言われています。

しかし、当然のことながら、歯科衛生士であっても就職活動がうまくいかなかったり、応募した求人に対して、不採用となってしまうこともあります。

特に、給料が高かったり、休みが多かったり、勤務時間が短かったりと、多くの歯科衛生士さんが希望する条件を満たす歯科医院の求人はとても人気があり、1名の募集枠に、あっという間に大勢の歯科衛生士が応募してくることもあります。

慢性的に人手不足で、常に有効求人倍率の高い歯科衛生士であっても、就職活動の際にはしっかりと応募先の歯科医院に対応し、内定を勝ち得たいですよね。

「ファーストナビ」では、そんな歯科衛生士さんのための、就職活動、転職活動における注意点をまとめました。

「歯科衛生士の就職活動における注意点まとめ」の目次

電話で採用担当者とやりとりをする際の注意点
メールで採用担当者とやりとりをする際の注意点
就職活動におけるその他の注意点
歯科衛生士求人紹介サービスを活用しよう
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電話のマナーにおける注意点

電話とメモ

【電話をかける前にメモを準備】

就職活動期間中は、歯科医院への応募の連絡や、面接の日時の調整など、電話でやりとりをする機会が多くなります。
求人紹介サービスを利用する場合には、担当のエージェントとのやりとりもあると思います。

特に自分で歯科医院に応募する場合には、電話で話す際のマナーや印象が結果を左右することもあり得ます。
電話での印象が良くなかったために面接に進めないことなどもありますので、しっかりと対応する必要があります。

電話をかける際の注意点

電話をかける前の準備

電話をかける場合には、まずかける相手の名前や役職を確認しましょう。
何の用件であるかをしっかり伝えられるように、予め準備することも大切です。

電話がかかったら

電話がかかり、電話口に誰かが出たらまず「お忙しいところ恐れ入ります。○○と申します。」と名乗ります。
はっきりと明るい声で話すことをこころがけましょう。

新卒の就職活動で、まだ学生である場合は、「○○歯科衛生士専門学校の○○と申します。」と、学校名も伝えましょう。

取次ぎを依頼する

続いて、「歯科衛生士の募集の件でご連絡したのですが、」と前置きした上で、「院長の○○様はお手すきでしょうか。」、「採用ご担当の○○様はお手すきでしょうか。」と、採用担当者への取次ぎを依頼します。

※担当者の名前や役職がわからない場合は?
相手の名前や役職がわからない場合には、「採用のご担当の方はお手すきでしょうか。」と取次ぎを依頼すれば問題ありません。

担当者が電話に出たら

電話口に応募先歯科医院の担当者が出たら、まず「お忙しいところ恐れ入ります。○○と申します。」と再度名乗ります。

続いて、「歯科衛生士の募集の件でご連絡したのですが、今お時間よろしいでしょうか。」と確認します。

なお、歯科医院では歯科医師である院長が採用の担当者を兼ねているケースが多く、診察中であったりすると電話を取り次いでもらえなかったり、代わっても十分な話をする時間がなかったりすることも珍しくありません。

その場合には、「何時ごろであればご都合がよさそうでしょうか。」と相手の都合を確認し、その時間に再度かけなおしましょう。
診察の合間や休憩時間に対応してくれている院長先生もいますので、指定の時間ピッタリに電話をしましょう。

用件を伝える

話ができそうであれば用件を伝えます。
簡潔にわかりやすく伝えられるようにこころがけましょう。

「○○を拝見し、貴院に応募したくご連絡差し上げたのですが、まだ募集はされていらっしゃいますか。」とまだ応募できるのかを確認します。

募集がなくなってしまっていた場合には、ご縁がなかったということですからどうしようもありません。
「そうですか、また機会がございましたらよろしくお願いいたします。」と伝えて電話を終えます。

応募できなかったからといって態度を悪くしたり、黙って電話を切ったりすることは絶対にやめましょう。
歯科医院、歯科医師は横でつながっていて情報を共有していることもありますし、同じ歯科業界で働いている以上、何らかのかかわりが今後あるかもしれません。

まだ募集を続けているのであれば、多くの場合は履歴書の郵送を依頼されるか、面接の調整をしてくれるかのどちらかになります。
履歴書を送る場合には郵送先と宛名を確認しましょう。

面接の日程調整をした場合には、「○月○日の○時ですね。」と復唱し、間違いのないようにしましょう。
面接場所についても「貴院にお伺いすればよろしいでしょうか。」と念のため確認しておく方がよいでしょう。

※履歴書の書き方については、
【保存版】歯科衛生士の履歴書、書き方の注意3点と8つのポイント! に詳しく記載されていますのでご確認ください。

電話を切る

電話を切る前に、必ずお礼をのべて、丁寧にあいさつをしましょう。
「お忙しいところありがとうございました。それでは当日、宜しくお願いします。」と伝えて電話を終えます。

なるべく自分から電話は切らずに、先方が電話を切るのを待ちましょう。

敬語の使い方

正しい敬語を使えないと就職活動をうまく進めることはできません。
就職活動において、電話や面接時によく使う敬語をおさらいしておきましょう。

× 「採用ご担当の○○様はいますか」
◎ 「採用ご担当の○○様はいらっしゃいますか」

× 「折り返しの連絡をもらえますか」
◎ 「折り返しの連絡をいただけなしでしょうか」

× 「もう一度言ってください」
◎ 「もう一度おっしゃっていただけませんでしょうか」

× 「○月○日に行ってもいいですか」
◎ 「○月○日にお伺いしてもよろしいでしょうか」

電話を受ける際の注意点

電話を受ける前の準備

就職活動期間中は、思わぬタイミングで重要な連絡があるかもしれません。
知らない番号でもすぐに電話に出るようにしましょう。

また、急にメモが必要なことがあるかもしれませんので、筆記用具を常に準備することも大切です。
どこからの連絡かすぐわかるように、電話がかかってくる可能性のある番号は連絡先に登録しましょう。

また、携帯電話のメロディーコールや留守番電話のメッセージを登録している場合には、相手に不快感を与える可能性がないものになっているか確認した方がよいと思います。

電話に出る

「はい、○○です。」とはっきり明るい声で電話に出ます。
「はい」だけであったり、ぶっきらぼうな電話の出方をすると印象がよくありません。

相手、用件の確認

相手の歯科医院名や氏名を確認し、「○○歯科医院の○○様ですね。」と復唱します。
相手の用件をきき、必要な点はその場でメモをとります。

※相手の言ったことが聞き取れなかった場合には?
声が小さかったり、早口だったりして相手の名前や用件が聞きとりづらいということもありえます。

そういった場合には、「申し訳ございません、少々電話が遠いようなのですが。」、「恐れ入りますが、少々ききとりづらいのですが。」と伝え、用件や内容をしっかり確認します。

言い出しづらく、そのままにしてしまうと肝心の話の内容が理解できず、かえって失礼になってしまいます。

電話を切る

電話を切る前に、必ずお礼をのべて、丁寧にあいさつをしましょう。
「ご連絡ありがとうございました。それでは宜しくお願いします。」と伝えて電話を終えます。

なるべく自分から電話は切らずに、先方が電話を切るのを待ちましょう。

メールのマナーにおける注意点

メールのマナー

【メール利用時はビジネスマナーに注意!】

メールを積極的に活用する歯科医院や院長先生も多くなっていますので、就職活動において、メールでのやりとりを行うことも多いと思います。

しかし、一方的に文字だけでコミュニケーションを取るメールには、意図しない受け取り方をされてしまったり、思わぬところで失礼だと感じられてしまうということも起こりえます。

メールを送る際には必ず内容を確認し、誤った受け取り方をされないか注意しましょう。

また、当然ながら友達や家族とのメールとは違いますので、例えば「了解です。」などの一文で終わらせるようなメールはマナー違反です。

【了解です。と伝えたいときのメール文面の例】

○○歯科医院 ○○様

お世話になっております。 歯科衛生士の(○○歯科衛生士専門学校の)○○です。

ご連絡いただきました件、承知いたしました。
引き続き宜しくお願いいたします。

その他の注意点

言葉遣いや敬語

電話であっても、メールであっても、もちろん面接時においても、丁寧な言葉遣いや正しい日本語、敬語を使うように心がけましょう。就職活動中だけ急に意識するというのも難しいので、普段から心がけたいですね。

アポイント(約束)や期限を守る

当たり前のことですが、意外なことに約束をしっかり守ることができていない方は少なくありません。

面接や見学の時間に遅れないことはもちろん、電話をする約束をした時間も必ず守りましょう。
また、○日までに履歴書を送る、などといった期限も当然、守らなくてはいけません。

電話や面接の印象がどんなに良くても、こういったやりとりの中で信頼を失ってしまったり、いい加減な人間だと思われてしまうと評価は下がりますし、採用される可能性も低くなってしまいます。

最悪の場合、もらっていた内定を取り消されてしまうことだってあるかもしれません。

求人紹介サービス(エージェント)を利用するという選択肢

自分で問題なく就職活動をすることができる歯科衛生士さんも、もちろんたくさんいることと思います。

しかし、自分ひとりで進めていくことに不安があったり、誰かと相談しながら進めたいという歯科衛生士さんは、求人紹介サービスのエージェントに相談しながら就職活動を進めていくという選択肢もあります。

※求人紹介サービスを利用するメリットや注意点は
新卒歯科衛生士の就職活動、求人紹介サービスを利用するメリットまとめ に詳しく記載されていますのでご参考にしてください。
新卒の歯科衛生士さん向けですが、中途の歯科衛生士さんの就職活動、転職活動にも役立つ内容となっています。

エージェントに相談しながら就職活動を行ってみる

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

キャリアエージェントとしての勤務経験もあり、歯科衛生士の転職サポート実績も多数。

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