ちゃんと取れてる?歯科衛生士の休憩事情

歯科衛生士の休憩時間について

【歯科衛生士はなかなか休憩がとれない?】

歯科衛生士さんの主な勤務先である歯科医院では、多くの場合、午前診療と午後診療に分かれた診療時間となっており、その間を休憩時間としています。

しかし、歯科医院の中には十分に休憩が取れるところもあれば、午前診療と午後診療の間の時間もやることが多く、全く休めないところもあると聞きます。

実際に歯科衛生士さんはどの程度の休憩をとっているものなのでしょうか?

また、休憩時間はどのように過ごしているのでしょうか?

歯科衛生士の休憩時間について調べてみました。

「ちゃんと取れてる?歯科衛生士の休憩事情」の目次

求人票で休憩時間をチェック
歯科衛生士の休憩時間の過ごし方
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求人を見る際には休憩時間の確認を

休憩する歯科衛生士

【休憩時間についての規則は?】

歯科衛生士さんが、「思った休憩時間と違った」、「思ったよりも休憩が取れない歯科医院だった」と感じる場合、大きく2つのパターンがあります。

それは、「そもそもの勤務時間・休憩時間を正しく理解していなかった(勘違いしていた)」というケースと、「決められた休憩時間がしっかりとれない環境の歯科医院であった」というケースです。

いずれにしても、事前の確認をしっかり行うことで「思っていた休憩時間と実際の休憩時間が違う」というリスクを低減させることができます。

そもそもの勤務時間・休憩時間を正しく理解していなかったケース

これについては、勤務時間・休憩時間を応募時に確認することでリスクをほぼなくすことが可能です。

多くの場合、歯科医院の求人票などにも記載があるでしょう。

気を付けなくてはならないのが、自分でホームページを見て応募の問い合わせをしたり、近所の歯科医院や、知人に紹介された歯科医院への応募などで、求人の内容をしっかり確認していないケースです。

ホームページなどで診療時間を確認し、それをそのまま勤務時間だと勘違いした結果、思ったよりも休憩時間が短かったり、朝の出勤時間が思ったよりも早かったりということが起こりえます。

入職を検討している歯科医院に対して勤務時間や休憩時間を確認することは決して失礼なことではありません。

先輩や知り合いのドクターの紹介などの場合にはなんとなく気が引けて確認しそこなってしまうこともありますが、その結果退職のきっかけになってしまっては元も子もありません。

診療時間=歯科衛生士の勤務時間 だとは限らないということは認識しておきましょう。

また、歯科医院・歯科衛生士に限りませんが、一般的に多くの求人は常勤の場合週40時間の勤務です。

もちろんそれ以下の勤務での求人もあるのですが、明確な勤務時間の記載がなく、診療時間が週40時間(あるいは1日8時間)未満である場合にはきちんと確認することをおすすめします。

思ったよりも休憩が取れない歯科医院だったケース

勘違いよりも厄介なのは、このような「求人内容と実態面が異なっているケース」です。

このケースは、実はさらに2つのパターンに分けられます。

うっかり実態面を伝えそこなっているケース

実際には求人票通りに休憩が取れないとわかっていても、そのことをあまり歯科医院(院長)が重要視しておらず、事前に伝えていないケースがあります。

予定通りに休憩できていない実態を重要視していないことの是非はともかく、当の歯科医院にとってはある意味「当たり前」になってしまっているため、わざわざ伝えていないのです。

「本当にこの求人票どおりの時間で休憩が取れるのか」と確認することはなかなか勇気がいりますが、このようなケースであれば、はっきり確認しない限りは事前に察知することは難しいでしょう。

あえて実態面を伝えていないケース

最も悪質なのは、休憩時間をあえて正しく伝えてくれていないケースです。

これは、人手不足などで実際にはなかなか休憩が取れず、なおかつそれを伝えると入職してもらえないので、応募してきた歯科衛生士に隠してしまうというものです。

このケースですと聞いても正直には教えてもらえないでしょう。
結果的に入職後に判明し、不信感から早期退職につながることもありそうです。

いずれにしても、休憩時間の実態面が気になる場合は、職場見学や面接の際に、歯科衛生士が休憩に入る時間に歯科医院内にいるようにスケジュール調整をして自分の目で確認しましょう。

休憩時間は何をしている?

ランチ休憩

【ゆっくり昼休憩も取れない歯科衛生士も多い?】

歯科衛生士さんは休憩時間をどのように過ごしているのでしょうか?
独自にアンケートをしてみたところ、下記のような意見がありました。

同僚とランチして雑談

最も多かったのは、他の歯科衛生士など職場の同僚と一緒に昼食をとり、そのまま休憩時間は話をしているというもの。

案外、お弁当を用意してきて歯科医院内で食べるという声が多いようです。

中休みが長い歯科医院では、遠くのお店までランチ遠征をするという歯科衛生士さんも。

スマホをいじっている

若い歯科衛生士さんに圧倒的に多いのがスマホでの時間つぶしです。

SNSやゲーム、漫画などが人気のようですね。

休憩室でテレビ鑑賞

休憩室が用意されていて、テレビがある場合はのんびりテレビを見ている歯科衛生士さんも多いようです。

昼寝

休憩時間はお昼寝タイムと決めている歯科衛生士さんもいるようです。
チェアで寝ているという声もチラホラ。。。

いったん家に帰る

中休みが長く、家が近い場合にはいったん家に帰り、昼食を家でとるという歯科衛生士さんもいます。

ペットに餌をやるために、昼休憩が長くて家から近い歯科医院ではないと働けない、という条件で仕事を探されているという歯科衛生士さんも。

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監修者:藤多久仁子

歯科衛生士 (2009年免許取得)

キャリアエージェントとしての勤務経験もあり、歯科衛生士の転職サポート実績も多数。

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